日本に来られている外国人留学生の中には、そのまま将来も日本で働いて暮らしていきたいと考えている方がけっこういます。
ただ、日本の在留資格取得はなかなかにハードルが高いため、留学生が専攻している分野によっては非常に就職が難しいことがあります。
そのため、現在は一旦日本に留学してきた後、介護福祉士の専門学校に入学される方が増えています。
在留資格「介護」が創設されましたので、国家資格である介護福祉士を取得すれば、ほぼ間違いなく日本で働き続けることができるからです。
介護事業者も、最近では外国人の方の採用に積極的に取り組む事業所が増えてきました。
日本人スタッフの採用が困難になっているのが、大きな原因です。
正規職員までの流れとしては、留学生の資格外活動で介護施設でアルバイトをしながら、学校卒業を目指します。
在学中か卒業後に介護福祉士を取得して、そのままアルバイト先に就職する流れが多いです。
というのも、アルバイト受け入れの段階から、事業所は留学生が将来的に介護福祉士を取得できるように語学学習などで支援します。
将来的に正職員での勤務を期待して、アルバイト採用するのです。
留学生としても、すでに人間関係ができた事業所で就職できるので、安心できます。