転職に成功しやすい人材とは
活動は、転職希望者と事業者との縁の要素が非常に大きいです。
良い人材であっても、事業者側に採用枠が無ければ決まりませんし、事業者側が欲しい人材であっても転職のタイミングが合わないケースがあります。
タイミングが重要ですが、それでも下記のように採用されやすい人材傾向はありますので、参考にしてください。
事業者が求める、採用されやすい人材は
■夜勤帯など交代勤務が可能
子育て中の方などはどうしても日勤帯を希望しますので、交代勤務可能な人材は重宝される傾向にあります。
■正職員、フルタイム勤務
週に働ける日数や曜日が限られていると、事業者側はシフトを組みにくくなります。上手くタイミングが合えば、週に2日で月・水勤務といったような形もあり得ますが、事業者側としてはフルタイム勤務者を優先します。
■介護福祉士など有資格者
看護師さんは有資格者でなければ働けませんが、介護職は無資格でも入職可能です。人材難ですから、若ければ無資格者でも採用は決まります。
しかし、介護福祉士有資格者は介護保険上の加算があるなど優遇されますので、やはりあったほうがよいです。
■女性
決して性差別するわけではありません。
施設入所者や福祉サービス利用者の約8割は女性なため、必然的に女性職員の配置が必要になるからです。
いわゆる同性介助の原則です。女性の介護者が多く必要ですから、女性の採用枠が大きく、男性の採用枠は狭くなるのはやむを得ません。同じような経歴なら、ほぼ女性が採用されます。
その分、男性は資格を取得する、他に特技を持つなど差別化が必要です。
以上です。
在宅系サービスご希望の方へ
デイサービスや訪問介護事業所への転職(正職員など常勤)をお考えの方は、狭き門であることをご理解ください。
看護師の方であれば、デイサービス勤務も可能です。機能訓練加算などが取れますので、重宝されます。が、病院などと比較すると条件面で劣る傾向にあります。
看護師の方のクリニック勤務については、ご相談ください。
介護職については、日勤帯で日曜が休日のデーサービスは非常に人気です。
訪問介護事業所の登録ヘルパーなら即登録可能ですが、常勤職員としての採用枠は非常に少ない。
また、介護支援専門員を取得してケアマネジャーとして居宅介護支援事業所や地域包括支援センターへの勤務を希望される方についても、求職者が非常に多いため、事業者側が求職者を選別している状況です。我々のような紹介業者が関与できる可能性も低く、地域包括支援センターの保健師などでサポートが発生する程度です。
介護の職場はキャリアアップのシステムが確立していませんでしたので、これまでは介護職を一定続けてケアマネや相談員などになり、やがては施設長などの管理職になるといったルートが一般的でした。
が、今後は生涯介護職だが役職が上がっていくようなキャリアアップの仕組みが整えられていくと思われます。また、そうならなければ介護職の成り手がいなくなります。
在宅サービスへの転職も可能ですが、例えばケアマネジャー勤務を希望されていても、介護職と兼務であれば採用の可能性が広がるケースがあります。