若い方の新卒採用や20代の転職活動であれば、志望動機よりも、これからのやる気や情熱で受かることができます。
しかし、中高年、特に35歳以上の転職活動については、志望動機など書類の記載についても工夫したほうが採用確率は上がります。
未経験者が介護業界を希望する際によくある動機が、
- 高齢化社会で社会貢献事業をしたい
- 何か高齢者の役に立ちたい
- 人と関わる仕事がしたい
- 理念に共感しました
などです。採用担当者は聞き飽きるくらいに聞いていますので、他の方と差別化できません。
中高年の方は、他者と差別化して、この人は是非欲しいと思わせる必要があります。
したがって、抽象的な表現、ぼやけた動機ではいけません。
例えば、
・日本の介護はまだまだオムツ対応に頼っていますが、私はオムツを使わずに排せつ誘導するケアにこだわりたい。そのための対策として・・・
・御社は特別養護老人ホームを柱として事業展開していますが、私は認知症ケアに高い関心があり、将来は認知症グループホームか認知症棟を作って質の高いケアをしたい
など、個別具体的な動機を考えます。
この人はやりたいことが明確で、これまでの経歴からどのように貢献してくれそうだと感じてもらえるような、動機にします。
企業が中高年に求めているのは、即戦力・革新(他業界の経験で業界に良い変化をもたらしてほしい)です。