介護職員や看護師が、利用者やその家族からセクハラを受けるケースが結構多いものです。
ある介護ユニオンのデータでは、20~30%が大小はありますが何らかの被害に遭った経験があるとの結果が出ています。
ただでさえ介護職員や看護師不足が叫ばれている昨今、人が集まらなくなっては困ります。
そこで、国、具体的には厚労省が上記の対策マニュアルを策定する運びとなりました。
当方も現場業務に従事していた経験がありますが、個人宅訪問系のサービスでは、女性一人で訪問しては危ない利用者が必ずいました。
その場合、男性職員が付き添うのが常でしたが、人員不足の昨今ではそうもいかない状況もあり得ます。
また、何らかの疾病の症状は別として、そのような利用者がサービスごとに人員を他人より多く必要とし、手厚い介護サービスを受けるのも、同じ介護保険サービス利用者の理解が得られないでしょう。
必要な者が介護サービスを平等に受けられるのが介護保険ですが、サービス利用側に問題があるケースは何らかの対処も必要でしょう。
介護保険制度は、利用者と事業者が対等な関係で契約を結ぶシステムなのですから。