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入職した介護施設で虐待があったら

連日、岐阜県の介護老人保健施設で起こった5件の入居者死傷事件(事故?)についての報道がなされています。真相究明を待ちたいですが、2年ほど前の川崎市での入居者転落事件など、介護施設内での事件(事故?)は枚挙にいとまがありません。

自分が入職した介護施設内で、虐待行為があった場合の対応について考えたいと思います。

昨今、新聞やテレビなどを賑わす介護職員による虐待行為ですが、もし自身が勤務する職場で起こっていたら驚くことと思います。

まして、初めて介護職に就いた方が施設内の虐待行為を目にしたら、業界に失望してしまうかもしれません。

しかし、高齢者福祉・障害者福祉業界で働いていると、どこの施設では虐待が起こっている等を必ず耳にする機会がありますし、自身の勤務する施設でも虐待とまではいかなくても不適切な対応くらいは目にするものです。

多くの人が入れ替わり関わる職場ですから、ある意味仕方がないのかもしれません。

が、自身が虐待を目にした場合は、職場内で今後起こらないように毅然と対応してほしいと願います。

というのも、職場の先輩や上司が虐待当事者である場合、なかなか新人職員が注意するのは難しいです。

オープンな職場で何でも注意し合える、人権尊重の意識の高い施設なら良いのですが、そうではなく現場を回すだけで精一杯で管理者の意識が低い施設も、まだまだ多いです。

しかし、それでも介護や看護のプロを自認して勤務する以上は、入居者を守らなければなりません。

幸いにも、一昔前に比べて役所や各機関が虐待行為の相談を受け付けてくれますし、虐待防止法も整備されて通報した職員も守られるようになっています。

良い介護施設に入職するのが一番ですが、不幸にもそうではなかった場合は、勇気を持って対応してほしいと思います。