いざ退職すると決めたら、会社に退職の意思表示をしなければなりません。

口頭で伝えた退職の意思表示も有効ではありますが、書面で行うほうが後でトラブルにならないと思います。日本の慣例では、書面で行うのが一般的です。

では、退職願と退職届のどちらが正しいのでしょうか。

実は厳密な区別はありません。

しかし、退職願は合意によって労働契約を解約する旨を申し込むニュアンスがあります。

退職届は、自分自身の意思を通告する旨のニュアンスと受け取られる傾向にあります。

違いは、一度行った意思表示を撤回できるかどうかという点になります。

退職願は会社側が承諾しなければ撤回が可能で、退職届は原則として撤回不可だと考えられていますし、過去の裁判例でもあります。

ですが、通常は労働者が過去の判例まで知って書面を提出することはありませんので、それほど気にする必要はないでしょう。

もっとも、退職という重大な決断ですから、十分に検討して後から意思がぶれないようにしたいものです。

会社は社員から退職の意思表示を受けると、欠員補充のための採用や配置転換を考えます。社員が知らないだけで、内定していることもあります。

簡単に意思を変えても手遅れになるケースがあります。