人には向き、不向きがあります。
努力でカバーできる部分も多々ありますが、適性がない仕事をするより、適性のある仕事をしているほうが本人は楽しいし、成長も早いものです。
介護の現場でも、同様です。
現場が楽しくて介護職員をしていても、やがては部下をまとめる管理職への登用がなされることがほとんどです。
離職率の高い施設になると、2,3年でマネージャーや施設長になるケースもあります。
本人が望み、適性があれば問題はありません。
しかし、マネージャー的な仕事が好きではなく、適性もそれほどない方が現場を外れてしまうと、不幸です。
元々は高齢者と向き合い、お世話することに喜びを感じていたのですから、当然かもしれません。
もちろん、肩書が人を変えると言われるように、嫌がっていても役職が付いた途端に成長する方もいます。
ですが、どうしても現場向きという方もいます。
そのような方は、現場で技術を磨いて成長していくという方向性を目指すのも1つです。
職人的な介護職員を評価し、尊重してくれる職場探しが重要となります。