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ペットの高齢化も進んでいる

高齢化は人間だけの問題ではなくなっています。

老人ホームではなく、ペットホームが各地に登場しています。

ペット産業の市場規模は近年、急拡大しています。

少し前は、旅行の際のペットホテル、ペットが亡くなった際のお墓がないとのことで、ペット霊園が脚光を浴びていました。

が、ある統計によれば、飼い犬の約3分の1は10歳以上というデータがあります。人間でいえば65歳以上ですから、高齢化率が30%を超えている状況です。

介護や看護職員をしていて全く関係がないと思いがちですが、そうでもありません。

ご自宅でペットを飼っている方も増えているため、自宅訪問した際にペットがいることも多く、利用者が施設入所する際にはペットを誰が面倒を見るのかが問題になります。

また、利用者に何かあった時には最終的なペットの預かり先も確保しなければなりませんので、施設の相談員やケアマネジャーはペットホテルの情報も持っておかなければいけなくなる日が、そう遠いことではなくなっています。

当方のコンサルタントの1人が勤めていた介護施設では、利用者のペットを一時預かっていることもありました。ペットホテルを利用するにも飼い主が契約できず、費用も支払えなかったのです。善意やサービスではなく、そうしなければペットが死んでしまうための非常的措置でした。

上記のようなことがなくなるように、良質な民間サービスの登場は喜ばしいと考えています。